2017/07/22

東のエデン・感想


タイトル 『東のエデン』
放送期間 2009年4月 - 6月
話数   全11話
評価   ★★  

OP 『FALLING DOWN』- OASIS
ED 『futuristic imagination』- school food punishment

※以下ネタバレあり※





閉塞感のある日本に突然ミサイルが落ちてくる
その背後には12人のエージェント「セレソン」のサバイバルゲームが存在し
100億円分の仕事ができる携帯電話を駆使するバトルロイヤルが
繰り広げられていた



主人公とヒロインの行動が場当たり的でいまひとつ感情移入しづらい
むしろ他のセレソンのほうが一本筋が通っていて動きの結果が気になる

主人公の滝沢 朗は記憶喪失ということもあるが、行動力のある無能なので活躍しない
補佐できる能力者と出会い、チーム戦の展開を期待したがそうはならなかった

ヒロインの森美 咲もいまいち好きになれない
姉の旦那が好きで、自分のことを好きな恋愛対象外男へは態度保留している
あたりも受け身で微妙
せめて主人公への恋は応援してやりたいが、
主人公への感情移入もいまいちなので
興味のない他人の恋愛話を聞かされている感じだ

一人の少女の愛が絶望した男を救うという話と、
閉塞した日本社会への風刺という話があまりかみ合っていない

社会への問題意識は感じられたが、11話の中ではほとんどが愚痴レベルだった
2期もあればもう少し広げられたのだろうか
戦後日本の閉塞感は国家としての主体性の欠如にあるが
ここを取り扱うとアメリカからの軍事的独立や核武装論となり
かわぐちかいじ風になってしまうけど

少女の愛が絶望した男を救い、男が少なからず街を救う話にはなっていた
ただ、そのへんの演出がうまくなされておらず、盛り上がりには欠ける

映画の続編もあったがそれを追う気にはなれなかった
映画の完結を見てこその神アニメなのかは現時点ではわからない


OPのOASISの曲がカッコいい
ノエル万歳

0 件のコメント:

コメントを投稿