2014/05/01

ベルボン UT-43Qを使ってみて

 ミラーレス一眼を買って、まだ1年にもならない初心者の私ですが、初めて三脚を購入しました。非常にコンパクトになる、旅行用三脚と言われるものです。





 購入したのは、ベルボンのUT-43Qというものです。折りたためば、27.2cmまで小さくなり、最大まで高くすれば155.5cmにもなります。
 重量は1080gと軽くはありませんが、三脚としては破格の携帯性が購入の動機でした。

 私としては、あまり三脚へのイメージが良くなく、もともと写真を始めたのもスナップに興味があっての事でした。そのため、重量のあるフルサイズ一眼レフは選択肢に入れず、写り、携帯性、レンズの明るさのバランスが良いフジフィルムのミラーレスを購入しました。
 なので当初は三脚を購入する予定はありませんでした。

 写真を始めてみて、おそらく誰もが撮りたいと思う夕日の撮影をしたときです、夕日の撮影そのものにはあまり三脚は必要ないと感じたのですが、夕日が沈んだ後のブルーアワーと呼ばれる時間帯が非常に美しく、これも撮影するようになりました。
 明るい単焦点で撮るには、ある程度問題なかったのですが、暗めのズームレンズで撮影するときは、どうしてもシャッター速度が稼げず、手ブレの原因になっていました。

 そして、ブルーアワーの後には当然夜景が待っているわけです(笑。
 そうなるとどうしてもカメラを固定したくなり、三脚へ興味がわきました。
 電車移動が主体となるので、携帯性は重要でしたが、かといってミニ三脚では撮りたいものも撮れず・・。見つけたのが、UT-43Qでした。

 現在出ている三脚の中では、最も携帯性の高い三脚のひとつだと思います。
 携帯性に関しては、文句なしです。折りたたみ機構が独特で、操作には多少慣れがいりますが、これも問題ないと思います。

 安定性ですが、本製品は推奨積載質量2kgと、三脚としては小型です。
 ただ、自分の機材はミラーレス一眼なので、基本的に軽量です。
 X-E2に18-55mmの場合、重量も700g程度となり、安定感も問題ないと感じました。
 港の海風がわりと強い中撮影もしましたが、ブレなどもありませんでした。

 55-200mmの場合ですが、システムの重量が1kg弱となり、またレンズが重くトップヘビーとなるので、自由雲台で構図を決める際、ねじを締めても少し構図が落ち込みます。一定のところで止まるので固定はされますが。
 無風、微風であれば、安定しますが、強めの風がふくと長時間露光は厳しいと思います。
 1㎏以上のシステムで、長時間露光が主体となる撮影では、また違う選択肢になるのかなと思います。

 とは言え、持ち出せなければ話にならないわけで、本機の携帯性は何物にも替えがたいです。

カメラ:FUJIFILM X-E2
レンズ:フジノンレンズXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
絞り値:f/5
露出時間:20秒
ISO値:200
露出補正:0
焦点距離:18mm

 かなり風が強かったですが、問題はありませんでした。

カメラ:FUJIFILM X-E2
レンズ:フジノンレンズXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
絞り値:f/22
露出時間:125秒
ISO値:200
露出補正:0
焦点距離:18mm

 上記のような、2分を超えるバルブ撮影も可能でした。

カメラ:FUJIFILM X-E2
レンズ:フジノンレンズ XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS
絞り値:f/10
露出時間:15秒
ISO値:200
露出補正:0
焦点距離:67mm

カメラ:FUJIFILM X-E2
レンズ:フジノンレンズ XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS
絞り値:f/11
露出時間:8秒
ISO値:200
露出補正:0
焦点距離:67mm

 強風に気を付ければ、55-200mmの望遠レンズでも長時間露光が可能です。

 この三脚がなければ、撮れない写真が沢山出来たので、満足しています。 


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