2014/04/12

猫島探訪記 - 佐柳島 後編

 佐柳島に上陸して、いよいよにゃんこと対面です。


 佐柳島には北側と南側に2つの集落があって、北側を長崎、南側を本浦(ほんうら)といいます。自分はまず、本浦集落を見て回り、約1.5キロほど離れた長崎集落へ徒歩で移動しました。10:00過ぎに本浦に到着し、15:00過ぎのフェリーで多度津へ帰るというプランです。




 本浦港から少し南へいくと集落の中に鳥居が見えてきました。

 猫が数匹ひなたぼっこをしています。

 平和です(笑。

 この鳥居からだいてんぐさんと呼ばれる神社へ道が続いています。
 急峻な石段の景色が素晴らしく、また眺めがよさそうだったので、登ってみることにしました。

 
 景色はいいが、登るのは辛い・・。下で出会ったおばあちゃんに、若いから、10分くらいでたったーと登れるわ。と教えてもらいましたが、残念ながらもう若くありません(笑。
 石段は367段!、本気でしんどかった・・。20分はかかったと思う。

 でも景色は最高!、中央に上陸した本浦のフェリー桟橋が見えます。
 石段と猫の写真をすごく撮りたかったのですが、残念ながら猫は登ってきませんでした。

 石段を登り切ると社がありました。どこか見覚えがあると思ったら、鳥居の下の石段は、世界ねこ歩きの瀬戸内編の冒頭で紹介されたツバキの花びらの階段でした。

 そして社から奥の院へつづく横道には本当に天狗様が!
 失せものをみつけてくれる神様らしいです。失せものはなかったんですが、いい写真を撮らせてくださいとお賽銭をしてお祈りしておきました。

 奥の院へはいかずに下山することにしました。体力的に結構つらかったのと、それ以上にほんとにひとっこ一人、ねこ一匹いないので、さらに山に分け入る道を見て心細くなったからです(笑。

 石段を下りていくと、なんとにゃんが二匹登ってきます!、ウソみたいです!
これはラッキー♪、さっそく天狗様のご利益が(笑。

 山桜と石段と二にゃんのコラボ。春らしくてかなりお気に入りの一枚です。

 雄と雌のカップルでした。
このあと二匹はもうちょっとだけ石段をのぼってわきのくさむらへ姿を消しました。ありがとう♪


 石段を降り切ると、お店があって(今日は閉まってる)、そこにたむろする猫たち。
 やっぱり人が出入りするところに猫もいますね。
 
 後で知ったのですが、最初の鳥居の奥の岸壁は、佐柳島の猫撮影スポットのようでした。しかし、初めてきた自分はそんなこと知る由もなく(汗・・、本浦集落をあとにして、長崎集落へと向かうことにしました。


 集落を抜ける道中もなつっこい猫達が楽しませてくれます。
 鼻先に傷のある茶トラの雄は商店の前からしばらく自分についてきました(笑。

 アイルー!?、さすがモンハンの島(笑。

 この日は初夏のような陽気。海の景色も素晴らしいです。

 道中立派な神社がありました、八幡神社というらしいです。味を占めてまた祈願(笑。
 海を望む鳥居が額縁のようでとても素敵です。



 廃校もありました。今は50人も住んでいないこの島にも子供達の声が響く時代があったんですねー。感慨深いです。

 廃校を過ぎたあたりで目的の長崎集落が見えてきました。
 
 
 長崎集落に着いて最初にお出迎えしてくれた猫達。まだあどけない表情の子猫達です♪
 門の前で手前の茶トラが寝ていたのでゆっくり近づくと、わらわらと4匹ほどでてきました(笑。

 やんちゃそうな雄の二匹。兄弟かな?

 この子は雌。美猫さんです。


 仲よさそうな子猫たち。
 綺麗に等間隔で三方向視界確保(笑。

 岸壁で出会った猫。挨拶してくれてるみたいです。


 猫のいそうな坂道の路地へ。やっぱりいました(笑。

 おうちの軒先で窓を見上げる猫達。餌を待ってるのかな?

 海側へ抜ける路地での一枚。ブロック塀と猫。鉄板です。
そこへ近づく黒猫。ルドルフとイッパイアッテナみたいです♪

 この二匹は岸壁まで付いてきてくれました。



 すると他にもたくさん集まってきました(笑。

 岸壁を降りた海岸線にも一匹。瀬戸内海に何を想う・・?、魚かな?(笑。


 くつろぐ猫達をあとにして島の北端へ。途中、島の有形文化財の両墓がありました。遺体を土葬する埋め墓とお参りするお墓が別になっている風習です。すごく雰囲気があったんですが、お墓を撮るのは気が引けてしまいました。


 北端にも何故か岸壁があり、そこから岡山県側を望めます。北にある真鍋島が見えました。真鍋島も猫が沢山いる島です。

 北端から集落を抜けて長崎港へ戻ります。

 すると先ほどのルドルフとイッパイアッテナのコンビが!?(笑。

 再び岸壁へ。振り返るとあくびして、にゃあ(笑。

 二匹と10分くらい海をみてぼーっとします。最高の時間です。
黒猫は雌で、キジ白は雄です。黒猫はとにかく人の影に入りたがります。足のしたでずーっとくつろいでいました(笑。

 立ち上がると、しばらく二匹でついてきて、最後に良い一枚を撮らせてくれました。また会いに来たいです。

 長崎港のフェリー乗り場まで戻ると、さっきの茶トラの子猫がまだ道でくつろいでいました。

 岸壁のほうへ向かうとトコトコ付いてきます。これはチャンスと、いいロケーションへ誘導(笑。

 そしてくつろぐ姿をパシャリ。可愛いです♪

 そこへさっきの雌が乱入(笑。とっくみあいに。
スキンシップですね。これもラッキーショット。

 

 二匹はやんちゃでほんと可愛かったです。元気に育ってほしいです。そしてまた会いにきたいですね。



 美しい自然と可愛い猫が魅力の素晴らしい所でした。
住人の方とも何人かお話させてもらいましたが、皆さん気さくでいい方でした。
 興味をもたれた方は是非いってみてください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

2 件のコメント:

  1. この島はいいですね。大好きです。(^ ^)

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    1. コメントありがとうございます。ホント素敵な島でした♪

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