2014/03/29

おすすめ一眼カメラに思うこと ~ご予算10万円から~

 
 これから一眼カメラを購入しようと考える方向けに、自分が色々調べたことや、実際ミラーレス一眼を購入して感じたことを踏まえて、どういう機能があれば便利か語ってみたいと思います。大きなお世話ですが(笑。忘れっぽい自分への備忘録でもあります。
 まずは予算を10万円くらいとします。初めて一眼カメラを購入するという設定なので、本体のみの値段ではなくて、キットレンズ付きの値段です。
 この価格帯のデジタル一眼は各社入り乱れていて、どれを買えばいいのか相当迷います。10万円もするカメラを買えば、どれでも出てくる画質はスマホとはけた違いです。でもどれもいいとなれば、どれがより良いのかさらに迷います。自分もそうでした。とは言え、予算を10万円と区切ったことで、購入対象の機種は絞れてきます。あとは、自分の撮影スタイルも踏まえて、必要な機能を考えていくと、さらに機種は絞れます。



1.コストパフォーマンスの良い、優れたレンズがあること
 
 カメラで一番大切な部分は、実はボディー(本体)ではなくて、レンズです。特にデジタル製品の進歩はとても速く、ボディーの価格、性能は、数年で値下がり、陳腐化します。今日買った高級機も、数年後に出る初級機に負けてしまうわけです。これは仕方のない事ですが。
 でもレンズは違います。レンズはデジタルではない光学機器なので、簡単には値下がりしません。値下がりしないということは、高額で売却する事もできるわけで。おおげさに言えばレンズとは一生の付き合いになります。
 ただ、ここで注意が必要なのは、レンズの規格(マウントという)は各社毎に違っていて、互換性はありません。なので、どのメーカーにいいいレンズがあるか。逆に言えば、欲しいレンズがどのメーカーのものか、検討したほうがいいです。よく初心者が、たくさんレンズのあるNikonやCanonのカメラがいいよと勧められるのはそのためです。
 しかし重要なのは、数ではなく、コストパフォーマンスも含めたレンズの質です。自分も含めてですが、アマチュアの人間が、同一マウントのレンズを、おそらく将来10本も買わないでしょう。カメラに必要な画角というのはある程度決まっていて、単焦点レンズで5本程度、それをカバーするズームレンズが3本もあれば十分です。
 2~3本程度でいいという人も多いのではと思います。
 そうなってくると大事なのはコスパです。何年かかけてゆっくり集めていけばいいので、安物を買う必要はないですが、1本数十万とかの値段になると、ちょっと気が引けますね(笑。1本5万~10万で優れた単焦点レンズ群を持つメーカーがおすすめです。


2.小型、軽量であること、デザインが好みであること

 カメラとは関係ないですが、写真として最重要な要素に被写体があります。要は何を撮りたいかです。家族、友人、動物、風景、建物、乗り物、などなど。
 当然ですが、カメラは持ち出さなければ被写体に出会えません。車があって、郊外で三脚を使い、自然や野生動物を撮影するなら重く大きいカメラでもいいですが、ちょっとしたおでかけや、普段何気なく持ち歩くのには、小型、軽量である事は重要です。自分は被写体が、人物、動物(とりわけ猫)、風景と、わりと人ごみに付随するものが多かったので、とりわけこの項目は重要でした。
 元々めんどくさがりなので、重い物を持ち歩きたくありません。出るのがおっくうになると結局被写体にも出会えず、家で埃をかぶったカメラが容易にそうぞうできたわけです(笑。
 カメラは持ち出してなんぼ、シャッターを押してなんぼです。人目にもつくので、デザイン、スタイルなどの要素も結構大事ですね。気に入ったデザインのカメラは持ち出したくなるので、結果、良い被写体にも出会えるわけです。


3.ボディーに必要な機能が備わっていること

 実際撮影していて、これは欲しいな、あってよかったなという機能がいくつかあります。主に以下の3つです。
 ・ファインダーがついている
 ・可動液晶機能
 ・WiFi機能
 まず、ファインダー(液晶画面とは違う覗き窓)は重要です。日中の日差しの中で撮影していると、背面液晶がどうしても見にくくなります。そのときファインダーがあれば、日差しを遮断するので、得たい被写体をより正確に判断できます。また、ファインダー撮影の姿勢は、自然と脇が閉まり、カメラを両手と顔で固定するので、手ブレを防ぐ、良いくせがつきます。
 チルト機能、バリアングル機能などと呼ばれる可動液晶は、なくてもいいですが、やはりあれば便利です。地面すれすれの角度で撮影したいとき、寝転がらなくてもいいですし、両手を伸ばして高いところにあるものを撮影しても正確に被写体を確認できます。
 WiFi機能は自分としては重要です。SNSで写真をシェアしたい場合、スマホと連動できるこの機能はとても便利です。WiFi機能付きのSDカードなどで補完することもできますが、SDカードにも高速読み込み、書き込みなどの重要な機能があります。WiFi機能付きのSDカードでは、この機能をある程度妥協せねばならず、不便です。また、接続が不安定なことも多いです。


4.出てくる色味が好みであること

 最後にこれは完全な好みの世界なので、判断するのが難しいですが、同じものを撮影しても、でてくる色合いが、メーカーごとに結構違います。どれが優れているというよりも、メーカー側の色に対する思想の違いです。これは気になる人は気になるし、気にしない人はどれも一緒と思えるかもしれません。なので、メーカーが絞れたら、そのメーカーのサイトなどにあるサンプル画像をチェックすべきです。自分の撮りたい被写体の色合いに違和感がなければ、OKです。


 上記の4つを高いレベルで満たしている機種を紹介してみます!※2014年3月現在※
自分の独断となりますが(笑。


パナソニック LUMIX DMC-GX7
1.★★★★★ -レンズ
2.★★★★★ -小型・軽量
3.★★★★★ -機能性
4.★★★☆☆ -画質・色味


オリンパス OM-D E-M10
1.★★★★★ -レンズ
2.★★★★★ -小型・軽量
3.★★★★☆ -機能性
4.★★★★☆ -画質・色味

上記2つは予算10万以内でよくまとまっていておすすめです。
予算10万に+2~3万ほど可能であれば、以下の機種もどうでしょうか。


富士フイルム X-E2
1.★★★★★ -レンズ
2.★★★★☆ -小型・軽量
3.★★★☆☆ -機能性
4.★★★★★ -画質・色味


オリンパス OM-D E-M1

1.★★★★★ -レンズ
2.★★★★☆ -小型・軽量
3.★★★★★ -機能性
4.★★★★☆ -画質・色味

13万円も出せば、上記のような中級~ハイエンドクラスのカメラも買えてしまいます。
どれを買っても失敗はないと思いますよ。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。
 今回の機種には一眼レフのカメラは対象から外しています。その理由は一眼レフ、ミラーレス一眼の違いなども踏まえて、また別の記事で書いていきたいと思います。

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